トレンドグラフを用いたモーター・ポンプの予兆管理による予防保全

ポイント
設備の振動計測を行うと、下図の「2/22のデータ」「2/25のデータ」「3/1のデータ」のようなデータ計測ができます。
ここで得られる振動の「生データ」を解析することにより、様々な解析が可能なのですが、毎日、あるいは定期的なデータ計測を行う場合、すべてのデータで詳細な解析を行うには大変な工数がかかり、現実的ではありません。
そこで、「トレンドグラフ」(推移グラフ)を作成し、振動の兆候を一目で見やすくする方法が採用されております。
「トレンドグラフ」を作成するには、振動データの「生データ」から1つの特徴量データを算出します。
よく使用されるのは、
- ピーク値(Peak):振動生データの最大値
- 実効値(RMS):振動データの平均的な強度
などとなります。
モーターやポンプなど、基本的には定常的な運転がされている機器の場合、①のピーク値は、突発的な振動を拾ってしまい、データがばらつく可能性があるため、②の実効値(RMS)を用いることが一般的です。

マイクロストーンからのご提案
無線振動監視システム FiS
STEP1~STEP3まですべて自動
置いて待つだけ
- 計測
- データ収集
- 解析(トレンドグラフ作成)
計測時はセンサーの電源が自動でON / OFF
無線約30m


振動レベルがしきい値を超えたらアラーム表示

主なメリット
- 自動で計測を行い、結果表示を行います。管理工数がかかりません!
- トレンドグラフにて、異常兆候の場所を早めに察知でき、必要な場所・タイミングを絞って設備メンテナンスが可能になります!
- 1か所の計測から導入が可能!後から計測か所を増やすことができ、イニシャルコストを必要最低限に抑えて導入可能
適用事例
- 食品・食品容器等加工メーカー
- 空調設備メーカー
- フイルム加工メーカー
~高所・狭所にあるモーター・ポンプなど、立ち入りが難しい、あるいは危険な場所にある動力源に
~高温になる機械室に設置してある設備など、立ち入りを最低限の時間で済ませたい場所に
~回転体の設備など、従来の接触式の振動計での計測が困難な場所に
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